2年間ほど他院でステロイドを飲んでいるけど咳が中々治らないとのことで来院して頂いた子の紹介です。動画でも見せてもらいましたが、確かに湿性の咳をしており、呼吸が苦しそうでした。レントゲン検査を行なってみると派手な異常所見ありませんでしたが、ねこちゃんという事を考えると気管支炎を最も疑いました。他院でのステロイドの量を聞いてみると、確かに全然少ない量の投与でした。
ステロイドに対して敏感になるのは飼い主様だけでなく、僕ら獣医師でも慎重になりますが、効いてないとそれはそれで意味がないので、適切な量のステロイドを処方させてもらいました。そうして2週間すると劇的に咳が減りました。
良くならないのにずっと同じ治療だなー
と疑問を持った時はなんの治療をしてたのかを把握した上で他の病院さんのお話を聞くことも時に大事かもしれません。
(いわゆるセカンドオピニオン)
今後は減薬していけるのか、どこまで減らしていけるのかを経過を追っていきたいと思います。
新浦安ペットクリニック
片桐浩基